に引き続き、
家庭でよく使う、
こういう↑↑↑
カラフルなかわいい個包装袋が
なぜお店ではあまり使われないのか!
という理由を私なりに考えてみました。
初めての方は是非
こちらのコラムからご覧くださいね!
プロのお菓子にカラフルな個包装が少ない理由【前編】
プロのお菓子にカラフルな個包装が少ない理由【前編】
プロのお菓子にカラフルな個包装が
少ない理由、その2
それは…
シンプルな個包装の方が
イベントに対応した
ラッピングを施しやすいから!
お菓子屋さんって色々なイベントが
ありますよね!
これからの順番で行くと…
敬老の日 ハロウィン
七五三 お歳暮 クリスマス
お年賀 バレンタイン ひなまつり
ホワイトデー こどもの日
母の日 父の日 お中元 七夕…
ちょっと書いただけで
イベント目白押し!!
お菓子屋さんはこういう
イベント事が書き入れ時なわけですが
例えばハロウィン
個包装自体をハロウィン柄にすると…
「あー、これハロウィン終わったら
次の日からは売れない…」
ということになるわけです
マドレーヌやクッキーなどの
日持ちする焼菓子は
ある程度まとめて作って個包装して
数日にわけて販売することが多いですが
個包装自体を
初めからハロウィン柄で入れてしまうと
10月30日の営業が終わったあと、
11月1日からの店頭には
並べられなくなってしまいます
個包装を一度開けて
違う袋に入れなおしても良いのですが
包材が無駄になる
(お菓子が直接触れる包材は使い捨てが基本)
異物混入の恐れがある
(切った袋の切れ端が入るかも)
新たに菌が付着する可能性がある
そして何より
手間がかかる!(=人件費がかかる)
ということを考えると
わざわざ個包装は
イベント柄やカラフルなものにせず
無地やシンプルな白や黒などの
地味なものに入れた方が
合理的なんですよね!
でも、ただの個包装ではシンプルすぎるので
シンプルな個包装袋に入れた後の
ラッピングでイベント感を
出しているお店が多いです!
例えば、今の時期なら
リボンをオレンジにして
カボチャのシールを貼るとか↓↓↓
アニバーサリーさん、凝ったデザインのお菓子が
女子心をくすぐって大好き
詰合せでカゴや袋に入れるとか↓↓↓
富澤商店さんより画像お借りしました
個包装がシンプルなら
もし、10月30日にハロウィンものを
売り切れなかったとしても
外のラッピングだけ外せば
お菓子は売れる、というわけですね!!
せっかく手間ひまかけて作ったお菓子、
無駄にせずお客様に届けたいですものね
無駄にせずお客様に届けたいですものね
ちなみに!
ある程度規模の大きなお店の場合は
ハロウィンやクリスマスの専用の
個包装袋や貼箱を作って
より限定感を演出していますが、
それはコストがかかるので
小規模のお店はあまりやらないです
最低注文数が100とか1000とかになるし
お金もかかります
余ったら来年使えばいいといえば
そうなのですが
来年使うまで保管する場所も
必要なのです…
イベントごとに個包装袋を変えていたら
きっと
倉庫が大変なことになるでしょう…
棚卸しの時とか地獄だろうな…
棚卸しの時とか地獄だろうな…
と、いうことで
プロのお菓子にカラフルな個包装が
少ない理由…
その1
お菓子を見て欲しいから!
そして
その2
イベントに対応した
ラッピングを施しやすいから!
でした
裏を返せば、
家庭で作るお菓子は
個包装をカラフルにして
お店よりも凝った包装やラッピングが
できるということですよね!
これって
ある意味、家庭ならではの強み!
販売しているみなさん、
家庭でお菓子作りを楽しんでいるみなさん、
それぞれに合った
包装・ラッピングをしてくださいね